「自分の家を検査する」



これから、木造住宅を建築する人のためにチェックリストを作りました。
工事別になってます。工事の状況を見るときに覚えて、大工さんや住宅会社の
担当者に質問してみてください。
オー勉強してるな、大工さんたちはピリピリして仕事をしてくれるようになると
思います。 
重要なことは皆さんがうるさい施主になることではなく、
       「よい家を作りたいという姿勢を見せることです」


     専門的なことは”住宅検査のセイソク”に任せてください。    

1.図面について
 1、必要な図面はすべて受け取りましたか?
     配置図、各階平面図、立面図(4面)、断面図(2面)、展開図(全室分)
     、かなばかり図、基礎伏図、各伏図(床伏、梁伏、小屋伏、プレカット)、
     電気図、給排水図、外構図、仕様書 、外部仕上表、内部仕上表
 2、変更、打合せ等の結果が図面に反映されていますか?
    打合議事録と反映した図面および見積書は必ずもらいましょう
 3、見積書との整合はとれていますか?


2.見積書について
 1、見積書と図面の整合性はとれていますか?
 2、見積書に材料のメーカー、品番、数量が明記されてますか?
 3、その他の費用について、見積もりに入っているか確認しましたか?
    後で追加工事ですとならないために
 4、見積書の計算に計算ミスはないですか?
 5、本体工事、設備工事とも項目別に見積もられていますか?
 

    業者に質問・確認したいことは必ずメモしておきましょう


3.契約について
 1、工事請負契約書、工事請負契約約款の内容をよく読み込み、理解、
    納得しましたか?
 2、工事請負契約書に空欄部分はないですか?
 3、支払い時期と回数は工事の進捗状況に合わせて設定しましたか?
 4、紛争が起きたときの調停・斡旋者は合意していますか?
 5、建設会社は天災、火災、風水害の損害保険に加入していますか?
 6、基本構造部分の瑕疵担保責任の保証期間は10年以上となっていますか?
 7、契約書に必要図面全数、仕様書、見積書が添付されていますか?

4.地盤調査
 1、地盤調査報告書がありますか?
 2、地盤調査を依頼しましたか?
 3、地盤調査報告書を受け取りましたか?
 4、「考察」「総評」といった欄に、地盤強化の必要性、方法について記述されて
    いますか?
 5、地盤調査報告書の中に地盤強化方法について記述がない場合専門家に
    相談しましたか?
 6、地盤強化工事内容について説明を受けましたか?
 7、見積書に地盤調査費と地盤強化工事費が乗っていますか?
 8、地盤改良の施工図面を受け取りましたか?
 9、実際の工事は地盤調査報告書に記述された工法で施工されていますか?
10、見積書に記述された材料が間違いなく使用されていますか?
11、地盤強化工事完了後に施工報告書を受け取りましたか?
 


ここから本格的に家を建築する工事になります。しっかりチェックしましょう

■基礎工事                    

1.地縄張り・遣り方
 1、道路との境界線、隣接地との境界線を工事会社に確認しましたか?
 2、建物の四隅の位置について工事会社から説明を受けましたか?
 3、敷地の高さは道路からどれくらい上るのか説明を受けましたか?
 4、玄関の高さは道路からどれくらい上るのか説明を受けましたか・

2.掘削工事
 1、基礎埋め込み部より大きく掘られていますか?
 2、わき水が出ていませんか?
     湧き水や水溜りがあればそのまま掘るのは危険です。工事会社に
     確認しましょう
 3、土の色が大きく変わっている箇所はありませんか?
     ある場合は地盤の再確認を工事会社にしましょう
 
3.割栗地業
 掘削が完了したら、こぶし大の石を均一に敷き並べ、その上に割栗石の隙間
 を埋めるために砕石や砂を撒き転圧機で突き固め平らにします。地盤が特に 
 良好な場合には割栗石なしで砕石のみで転圧する場合もあります。
 捨てコンクリートも省略することがありますので、十分に工事業者の説明を受けて
 ください。

4.防湿シート工事
 
ベタ基礎の場合は原則必要ありませんが防湿シートを施工している工事が多いです。
 布基礎の場合は防湿シートを敷き込むか、厚さ6cm以上の防湿土間コンを打設する。
 1、防湿シートの厚みは0.1mm以上ありますか?(梱包ラベルで確認)
 2、重ね幅は15cm以上ありますか?
 3、大きく破れているところはありませんか・
 4、床下全面をカバーしていますか?

5.捨てコンクリート

 捨てコンクリートは必ず必要なものではありませんが、基礎底面を平らにしたり
 位置のマーキングに利用します。つまり施工精度を向上できます。
 1、捨てコンの範囲は基礎より広いですか?
 2、捨てコンの上面は平らですか?

6.配筋工事
 鉄筋はコンクリート基礎の強度に大きな影響を与えます。鉄筋の太さ、量、
 間隔、かぶり厚(土に接する面から鉄筋までの距離)が重要です。
 1、鉄筋のラップ長さ(鉄筋をつなぐ時の重ねる長さ)は40〜50cm程度ありますか?
 2、水平に置かれている鉄筋の間隔は20cm程度ですか?
 3、防湿シートと鉄筋との間は6cm程度ありますか?
 4、立ち上がり部分の鉄筋の間隔は20cm程度ありますか?
 5、立ち上がり部分の鉄筋と型枠との間は4cm程度ありまあすか?
 6、開口部になっているところに斜めに鉄筋が入ってますか?
 
7.基礎ベース部コンクリート打設

 生コンクリートにはたくさんの種類があります。重要なのは現地で水を加えるような
 事をさせてはいけません。(強度が低下します)
 1、防湿シートの上にゴミや異物が落ちていませんか?
 2、作業中に水を加えていませんか?
 3、上面は基本的に水平ですが雨水が溜まらない程度の水勾配が付いていますか?
 4、水抜き穴用にパイプが付いていますか?(穴は後で埋めます)
 5、雨天の日には中止しましょう

8.仮枠組み立て
 1、幅と高さが図面どうりですか?(高さはベースコンクリートから30cm以上、
   幅は12cm以上です)
 
9.アンカーボルト取付
 1、アンカーボルトの径は12mm以上ありますか?
 2、コンクリートの中に25cm以上は入ってますか?
 3、図面に示された数量が入っているか数えましたか?
 4、図面に示された位置に入ってますか?
 5、間隔は2.7m以内(2×4では2m以内)に入ってますか?
 6、垂直で真ん中についてますか?

10.立上り部コンクリート打設・養生
 コンクリート打設完了後は養生期間を取ります。
  何日で型枠を取り外すのか聞いて見ましょう。(外気温が15度以上で5日以上
  、5度以下で7日以上の養生期間が必要です)
 1、型枠の中にゴミや枯葉などが入っていませんか?
 2、生コンクリートは仕様書どおりですか?
 3、型枠内の鉄筋は乱れていませんか?
 4、コンクリート打設中に水を加えたりしていませんか?
 5、コンクリート打設中にコンクリートを上から突いたり型枠を横から叩いたりしていますか?
 6、コンクリート打設後シートなどで直射日光から養生していますか?

基礎工事の最後のチェックです。この後木工事の工程に進みます

11.コンクリート出来形チェック
 1、ジャンカ(コンクリートの未充填箇所)はありませんか?
 2、基礎の位置、幅、高さは全て図面どおりですか?
 3、基礎の上面は水平ですか?
 4、床下換気口がある場合は4m以内の間隔で開けられていますか?
    (現在は基礎パッキン方式が主流で床下換気口がない場合もあります)
 5、コンクリートに角欠け、ひび割れはないですか?

いよいよ木工事が始まります。ここからは目に見えて家の形が出来てきます。
上棟のときに行う上棟式はいろいろお祝いの仕方が地方によって違います。
いづれにしてもおめでたいことです。

■木工事(在来工法)                             

1.土台敷き
 土台とは基礎の上に敷く木材のことです。
 基礎に埋め込まれたアンカーボルトで固定します。土台は基礎の上に直接置きますが
 、最近では木材がコンクリートの水分を吸収することを嫌がり基礎パッキンを使用します。
 基礎パッキンはアンカーボルトや柱の下に置きます。また、床下の換気をよくする
 目的で使います。
 1、土台の材料は図面どおりですか?(12cm角以上の寸法がよい)
 2、地面から1m間での高さの土台、柱、大引きなどに防腐・防蟻処理がなされてますか?
 3、アンカーボルト、柱の下に基礎パッキンがありますか?
 4、その他、90cmピッチで基礎パッキンがありますか?
 5、基礎パッキンが動くところはありませんか?
 6、アンカーボルトは確実に締め付けられてますか?
 7、アンカーボルトがナットから長かったり、短かったりしていませんか?
    (通常はナットから3山半、ボルトが出ていればOKです)

2.柱立て
 
柱には通し柱と管柱があります。
 1、通し柱の大きさは12cm以上ありますか?
 2、管柱の大きさは10.5cm以上ありますか?
 3、構造用集成材は「F☆☆☆☆」マークですか?
 4、柱と土台、柱と梁、桁のジョイント部は指定金物で固定されてますか?

3.横架材工事
 横架材とは建物の水平方向に使われている構造材のことで、梁や桁がこれにあたります。
 柱同士を繋ぎ水平方向の力に抵抗し床や屋根を支える役目をします。
 1、乾燥材を使用していますか?
 2、梁どうし梁と桁のつなぎ目に大きな隙間はありませんか?
 3、材料の種類、長さは図面や仕様書どおりですか?
 4、梁、桁それぞれのジョイント部分は指定金物でしっかり固定されていますか?

4.筋交い工事

 木造軸組み工法では、筋交いは構造上大変重要な役割をもってます。
 地震や台風などによる水平力に抵抗して、骨組みのゆがみを防ぐ役割を
 受け持ってます 
 
1、筋交いの位置と数は図面どおりですか?
 2、筋交いの大きさ(横幅)は図面どおりですか?
 3、筋交いの太さは4.5cm×9cm以上ありますか?
 4、筋交いに節や切り欠きはありませんか?
 5、筋交いは指定金物で筋交い+柱+土台、筋交い+柱+梁に固定されてますか?

5.接合金物

 梁と柱、梁と梁など二つ以上の部材をつなぐ部分を接合部といいます。
 接合金物は部材同士をつなぐ部品です。大変重要です。建築部材の接合部は
 圧縮力には非常に強いのですが引っ張る力や引き抜く力には非常に弱いので
 様々な接合金物で補強をする必要があるのです。
 1、接合金物が付いていない接合部はありませんか?

6.床組み

 1、床束はしっかりと固定されてますか?
    (木束の場合は根がらみがあるか、樹脂製、金属製の場合は接着剤使用)
 2、根太は大引きにしっかり釘止めしてありますか?
 3、根太に割れや欠損がありませんか?
 4、根太は水平ですか?
 5、大引き(9cm×9cm)の間隔は90cm程度ですか?
 6、根太の間隔は30cm程度ですか?
 7、ピアノなどを置くような部分は大引きや根太の間隔を狭くしてもらいましょう
 8、床下収納庫をつける部分は根太ほほきょうしてもらいましたか?

7.小屋組み
 小屋組みとは屋根を作る骨組みのことです。2階の天井で隠れて見えません。
 1、小屋裏点検口はありますか?(通常は押入れの天井)
 2、断熱材は施工されてますか?
 3、小屋裏筋交いはありますか?(たて、横方向に)
 4、垂木と桁はアオリ止め金物で固定されてますか?(釘止めではだめです)
 5、各接合部は金物で固定されてますか?

ここから屋根作りに入ります。屋根の大きな役割は防水と断熱です。
しっかりチェックしましょう。


8.下葺き

 1、アスファルトルーフィングは下から順に敷いてありますか?
 2、上下方向の重ね幅は10cm以上ありますか?
 3、左右方向の重ね幅は20cm以上ありますか?
 4、1階の屋根(下屋)と2階の壁部分の接合部はアスファルトルーフィングが
   壁に沿って25cm以上立ち上がっていますか?
 5、アスファルトルーフィングに破れ、しわ、たるみ、がありませんか?

■木工事(2×4工法)釘とその間隔が非常に重要です。                

 2×4工法は「枠組み壁工法」と呼ばれています
 (日本の在来工法は「軸組み工法」とよばれます)。


1.土台敷き
 
土台とは基礎の上に敷く木材のことです。基礎に埋め込まれたアンカーボルト
 で固定します。土台は基礎の上に直接置きますが、最近では木材がコンクリート
 の水分を吸収することを嫌がり基礎パッキンを使用します。基礎パッキンはアンカー
 ボルトや柱の下に置きます。また、床下の換気をよくする目的で使います
     アンカーボルトは土台上面から出ないようにします

 
1、土台の材料は図面どおりですか?(厚さ3.8cm以上、幅8.9cm以上)
 2、地面から1mまでのたかさの土台、耐力壁等に防腐・防蟻処理はされていますか?
 3、アンカーボルトは2m間隔ですか?
 4、土台の角部、接合部は図面通りにアンカーボルトが入ってますか?
 5、基礎パッキンは90cm間隔ではいってますか?
 6、基礎パッキンは触って動きませんか?
 7、アンカーボルトは締め付けられていますか?

2.床組み
 在来工法と違い「柱建て」「横架材工事」はありません。
 1、大引き(8.9cm×8.9cm)は90cm間隔で敷かれてますか?
 2、根太(3.8cm×14cm)は50cm以内、間隔で配置されてますか?
 3、釘はしっかりと打ち付けられてますか?
      (釘の本数、種類、間隔は図面どおりですか?)
 4、補強金物、接合金物は図面どおりですか?
 5、床材は厚さ12mm以上の構造用合板、または厚さ15mm以上の
   パーティクルボードを使用してますか?材料にF☆☆☆☆マークはありますか?
 6、床材は千鳥張りされてますか?
 7、雨養生はしてありますか?
 8、釘が材料にめり込んでいませんか?(打ち込み過ぎは不可です)
 9、床根太の「ころび止め」は設置されてますか?
10、床下収納庫などの開口部周囲は根太と同じ材料で補強されてますか?

3.壁工事

 2×4工法は壁が構造上大きな役目を持ってます。壁が柱や筋交いの
 役目をかねています。
 1、壁の下枠、縦枠の大きさは図面どおりですか?
             (厚さ3.8cm以上、幅8.9cm以上)
 2、構造用合板はしっかりと釘で固定されてますか?
    (外周部で10cm間隔、中央部で15〜20cm間隔)
 3材料にF☆☆☆☆マークはありますか?
 4、壁の縦枠は45cm間隔で配置されてますか?
 5、開口部のある部分は「まぐさ」がついてますか?
 6、まぐさはまぐさ受け金物で止められてますか?
 7、壁パネル同士をつなぐ頭つなぎ材がありますか?

4.釘の種類
 釘は11種類ほどあります。主に使うのは下記のの4種類ですので覚えてください。
 1、CN50 50.8mm 緑色:耐力壁となる構造用合板張りにつかいます。
 2、CN65 63.5mm 黄色:筋交いの平打ちに使います。
 3、CN75 76.2mm 青色:斜め打ちに使います。
 4、CN90 88.9mm 木口打ち、厚さ38mm以上の材料の平打ちに使います。

5.根太・端根太工事(横架材工事)
 根太には床根太と天井根太があり床や屋根を支える役目があります。
   14cmと成があるので(背が高い)
 根太と根太の間に転倒防ぎのため「ころび止め」を配置します。
 端根太とは、根太の端部に根太と直角方向に突合せで取り付ける根太のことです。
 1、根太の間隔は図面どおりですか?
 2、ころび止めはありますか?

6.小屋組み(垂直方式、屋根梁方式、束立て方式、トラス方式 がある)
 1、垂木の間隔は455mm程度ですか?
 2、垂木つなぎは付いてますか?
 3、垂木のころび止めはありますか?
 4、あおり止め(束立て方式)はありますか?
 5、振れ止め(トラス方式)はついてますか
 6、野地板(屋根の下地板)は周囲が150mm以内、中間部が300mm以内で
     釘止めされてますか?
 7、野地板は千鳥張りされてますか?
 8、金物はしっかり取り付けられてますか?

家を建てるのに悩むことの1つが外装です。これで家のイメージが決まります。
慎重に選んでください。 見本は小さいの実際に完成した感じと違うことがあります
         出来るだけ物権を見学することをお奨めします。

外装工事            

    工事中です。  しばらくお待ちください!!